地域活動(ふれあいサロン本町にて)と社会的処方箋

目次

地域活動

当院がある浜松市中区中島にある中島町本町公会堂ホールにて「ふれあいサロン本町」が5月11日に行われました。
「ふれあいサロン本町」に参加された皆様に、うぐいす在宅診療所と訪問診療について説明を行いました。

地域住民の皆さんに訪問診療を知っていただく機会になったのではないでしょうか。
参加されていらっしゃった皆さんは元気な方々が多かったですが、いつまで医療機関に通院できるかということに不安を感じている方もいらっしゃられたようなので、お役に立てることがあればいいなと感じました。

説明を行った後は引き続き「ふれあいサロン本町」に出席し、ジェスチャーゲームや歌に参加させていただきました。
初めて参加したのにも関わらず、皆さんに温かく受け入れていただき、一緒に楽しませていただきました。
こういった自治会の集まりが定期的に行われていることを知ることができ、大変勉強になりました。

社会的処方箋

皆さんは社会的処方箋(Social Prescription)という言葉を聞いたことがありますか。これは医療従事者が患者に対して、薬剤や治療法ではなく、地域の社会活動やサポートグループへの参加を勧めるアプローチのことを指します。これにより心身の健康を向上させることを目指します。

例えば、運動不足や孤独感を解消するために、自治会の集まりや地域の交流イベント、カラオケやグランドゴルフなどのアクティビティーに参加を促すことで、薬を使わずに元気になろうというものです。

社会的処方箋のメリットとしては

  1. 薬だけに頼らない:社会的処方箋は薬物療法や外科的治療に頼らず、生活習慣の改善や人間関係の向上を通じて健康を向上させます。
  2. 地域コミュニティの活性化につながる:地域活動に参加することで、地元住民同士のつながりが強くなり、コミュニティ全体が活性化されます。
  3. 病気の予防になる:地域住民同士のつながりが強くなることで、病気や早期発見にも繋がる可能性があります。自治会の集まりには民生委員さんも出席されており、地域住民に気を掛けてくださっていました。とても心強いですね。

うぐいす在宅診療所は地域密着型の診療所として、地域の社会的リソースを知ることも大切であると考えています。
今後もこういった機会があれば、積極的に参加していきたいですね。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次